【VPNについて】



      このHPは、VPN(概要、特徴)についてまとめたものです。



1-1 VPNとは

VPNとは、WANサービスの1つでインターネットや通信事業者持つ公衆ネットワークを使用して、企業の拠点間を仮想的に接続する技術の総称のこと。
専用線は、利用コストが非常に高いため、気軽に利用はできない。

この問題を解決するために考案されたのが、専用線と比べて安価に複数のネットワークを接続できるVPN。
VPNではインターネットの様な公衆回線を使用して、安全な通信を実現するために、通信データを暗号化したり、通信データに署名を付与したりする。
それにより、各プライベートネットワーク間が、専用線で接続されているかの様な、機能的、セキュリティ的、管理上のポリシーの恩恵などが、管理者や利用者に対し実現できる。

VPNを使用すると、VPNクライアントからVPNサーバーまで接続する回線が、インターネットの様な公衆回線であったとしても、専用線を引いてあるかの様に利用できる。














1-2 VPNの特徴


VPNには下記の特徴がある。


◆セキュリティ
インターネットの様なパブリックネットワークでも、トンネリング技術や暗号化などで、盗聴やデータ改ざんリスクを低減し、高レベルのセキュリティを実現する。




◆コストの削減
専用線は、ユーザーが発注してから拠点間を物理的に1対1で繋ぐ回線を提供するサービスなので、拠点が増えると回線を新規に導入しなければならないので、さらにコストがかかる。
VPNは既存のインターネット環境を利用するため、コストを抑えることが可能で、専用線に比べると初期費用を抑えることができる。







◆拡張性の高さ
専用線の場合は物理線を介した1対1の通信のみ。VPNではN 対 N のフルメッシュ型通信が可能
またVPNでは、インターネットの様な公衆ネットワークを介して接続されるため、インフラストラクチャを追加することなく拠点をVPN網に接続すれば他の拠点と接続出来、拠点の追加が容易で拡張性が高い。