【Telnetについて】


 このHPはTelnet(Telnetセッションの操作)についてまとめたものです。



1-1 Telnetセッションの切断/中断/再開

Telnetは、TCP通信であるためセッション(コネクション)を確立してから通信する。[telnet]コマンドを入力したのがローカル側とした場合、Telnetセッションの切断/中断/再開は、下記の通り。




◆Telnetセッションの切断

Telnetセッションを終了し、ローカル側に戻る。
接続中のTelnetセッションを切断するには「exit」または「logout」コマンドを入力する。

【Telnetセッションの切断@】

ユーザー自身がリモートデバイスでセッションを終了させる。

《コマンド》
#exit
または
#logout









【Telnetセッションの切断A】
自身のデバイスから接続しているTelnetセッションを切断する場合は、「disconnect」コマンドを使用する。ユーザー自身がローカルデバイスでセッションを終了させる。

《コマンド》
#disconnect <session-number>











【Telnetセッションの切断B】

デバイスの管理者がTelnetセッションを終了させる

《コマンド》
#clear line <line-number>














上図の場合、Telnetセッション接続中の鈴木さんの画面には、「closed byforeign host」というメッセージが表示され、外部ホストにより切断された事が通知される。





◆Telnetセッションの中断

CiscoIOSでは、Telnetセッションを保持したままの状態で、ローカル側に戻ることが出来る。この処理を「Telnetの中断」と呼ぶ。接続中のTelnetセッションを中断するには、「Ctrl」+「Shift」+「6」を同時に押し、その後「X」を押す。
この操作を行うと、セッションを保持した状態でローカル側のプロンプトに戻る。

【Telnetセッションの中断】

《コマンド》
「Ctrl」+「Shift」+「6」を同時、その後「X」









◆Telnetセッションの再開

中断したTelnetセッションを再開するには「resume」コマンドを使用する。
「resume」の後ろには再開させたいセッション番号を入力する。
セッション番号の確認は、「show sessions」コマンドを使用する。
ただし、「*」が付いている直前のセッションを再開する場合は、セッション番号を省略することも出来、「resume」コマンドを書略し、「Enter」キーを押すだけで再開される。

【直前のTelnetセッションの再開】

《コマンド》
♯resumu
または
Enter


【特定のTelnetセッションの再開】

《コマンド》
♯resumu  <session-number>







最初にTelnetした「Osaka-Sisya」ルーター(190.1.1.2)へのセッションを再開するために、「resume 1」と入力し、プロンプトから、「Osaka-Sisya」ルーターへTelnetを再開していることが分かる。