【ルーティングプロトコルのモニタリ ング】


このHPはルーティングプロトコルのモニタリングについてまとめたものです。


1-1ルーティングプロトコル の確認

稼動しているルーティングプロトコルを確認するには、{show ip protocols}コマンドを入力する。例えばRIPが動作している場合、{show ip protocols}コマンドを入力する と次の様な結果が表示される。

【ルーティングプロトコルの 確認】

♯show ip protocols


1-2ルーティングテーブルの 確認

ルーティングテーブルを確認するには、{show ip route}コマンドを入 力する。例えばRIPが動作している場合、{show ip route}コマンドを入力すると次の様な結果が表示される 。

【ルーティングテーブルの確 認】

♯show ip route


【ルーティングテーブルの意 味】

1-3定期アップデートのモニ タリング

ルーティングプロトコルがやり取りしている情報をリアルタイムで確認 するには、「デバッグ機能」を使う。

★RIP

RIPがやり取りしている情報を確認するには、{debug ip rip}コマンド を入力する。コマンドの入力後、RIPの定期アップデートの情報が送受信されるたびにアップデート内容を確 認できる。デバッグ機能を停止するには、{no debug ip rip}コマンドを入力する。

【RIPのデバッグ】

♯debug ip rip


★IGRP

IGRPがやり取りしている情報を確認するには、{debug ip igrp}コマン ドを入力し、引数に【オプション】を指定する。【オプション】には、簡単なデバッグを表示する場合は「event」、詳細なデバッグを 表示する場合は「transactions」を指定する。
コマンド入力後、IGRPの定期アップデートの情報が送受信されるたびにアップデートの内容を確認できる。 デバッグ機能を停止するには、{no debug ip igrp}コマンドを入力し、引数に【オプション】を指定する。


【IGRPのデバッグ】

♯debug ip igrp <オプショ ン>
※オプション:表示する内容の指定<event/transactions>


1-4デバッグ機能の停止

デバッグ機能を停止するには、デバッグコマンドの先頭に{ no}を付けて入力するか、または{debug}を{undebug}に変更して入力する。また、すべてのデバッグ機能を停止する場合には、{no debug all}コ マンド、または{undebug all}コマンドを入力する。

【RIPのデバッグ機能の停止 】

♯no debug ip rip


【IGRPのデバッグ機能の停止 】

♯no debug ip igrp <オプシ ョン>
※オプション:表示する内容の指定<event/transactions>


【全てのデバッグ機能の停止 】

♯no debug ip rip
また は
♯undebug all


デバッグ機能はルーターに対して非常に大きな負荷をかける。そのため 、デバッグの動作中、ルーターは本来の能力を発揮できないことがある。