【オートネゴシエーションの機能について】

    このHPはオートネゴシエーションの機能についてまとめたものです。


1-1 オートネゴシエーション機能

イーサネット規格には、「10BASE-T」、「100BASE-TX」、「1000BASE-T」等、様々ある。また、通信モード(全二重・半二重)の違いもある。
機器同士で速度や通信モードを合わせないと、通信が不安定になってしまう。

オートネゴシエーション機能とは、イーサネット規格でスイッチに接続されているコンピュータ・機器との間で、自動的に通信速度・通信モードを最適化する機能。

オートネゴシエーションをサポートする機器は、「FLPバースト」と呼ばれるパルス信号を交換することによって、互いの通信速度と通信モードを検出し、優先順位によって、可能な限り上位の項目を選択する。















1-2 オートネゴシエーショントラブル

オートネゴシエーションを使用する場合は、隣接する機器のどちらの物理ポートもオートネゴシエーションに設定する必要がある。
片方だけオートネゴシエーションに設定すると、ネゴシエーションに失敗し、自動的に「半二重通信」にされてしまう。


オートネゴシエーション機能を無効にしていても、接続姓を確認するために、「10BASE-T」なら「NLP」、「100BASE-TX」なら「アイドル信号」を定期的に送出している。
それにより、相手側の機器のオートネゴシエーション機能が無効でも、通信速度は判断できる。


 
 
 



オートネゴシエーション機能を無効にするときは、両側の機器で通信モードを正しく設定する必要がある。