【PoEについて】


         このHPはPoEについてまとめたものです。



1-1 PoEとは

PoEとは、イーサネットケーブル上で電力を供給するための技術の事。
通常はスイッチが「PSE(給電機器)」として機能し、イーサネットケーブルを介して接続する機器に対して電力を供給する。
また、イーサネットケーブルで電力を供給できるデバイス「PD(受電機器)」と呼ぶ。

PoEを使用すると、天井裏や壁裏等の電源ケーブルが行きづらい場所に設置するAPやネットワークカメラ等に対して、イーサネットケーブル1本で、電源とデータ両方を供給できる様になり、コンセント敷設の必要が無くなり、配線をシンプルに出来る。









1-2 PoEの規格

PoEには、様々な規格がある。

IEEEE802.3afで標準化された「PoE」、
IEEEE802.3atで標準化された「PoE+」、
IEEE802.3btで標準化された「UPoE」、「UPoE+」

が策定された。
この3種類の最も大きな違いが、1ポート当たりに供給できる最大電力の違い。これらの規格を下記の表にまとめる。









1-3 PoEの動作

PSEとPD間でケーブルを接続すると、PDに電力を供給する前にネゴシエーションが行われ、電力供給が必要な機器であるかといったことや、必要な電力量はどれくらいなのかを自動で識別している。
そのため、PDはプラグアンドプレイで電源の供給を受けることが出来る。

PDの消費電力がPSEの供給可能な最大電力量を超えると、PSEであるスイッチ自体がダウンしてしまう危険性がある。
そのためCisco製品では、PoE接続が可能なポートに対して、供給する電力の上限値(しきい値)を設ける事が可能。

障害などにより、PDがしきい値を超えて電力を要求してきた場合、PSEではポートを自動的にシャットダウンし、ポートの状態を「err-disabled」に出来、自身が電力不足に陥るのを未然に防ぐ。
「err-disabled」になると、電力供給やデータ転送などが停止する。